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皮膚がんにかゆみはある?種類や症状、原因などについて解説

ほくろやできもの、湿疹などと区別がつきにくい皮膚がん。かゆみや痛みなどの症状があると、「皮膚がんなのでは…」と心配になる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、皮膚がんや皮膚がんの前がん病変の種類、症状などについて解説します。特に注意したい症状にも触れていますので、参考にしてみてください。

目次

皮膚がんとは

皮膚がんとは

皮膚がんは「皮膚がん」という一つのがんではなく、皮膚にできる悪性腫瘍の総称です。ほくろやできもの、湿疹に似たような形で現れ、大きくなっていくのが特徴です。

初期症状はないことが多いですが、かゆみや痛み、出血などが現れる種類の皮膚がんもあります。また、皮膚がんというと皮膚の表面にできるもの、と考えがちですが、リンパ節や他臓器に転移することもあります。

皮膚がん全体の5年相対生存率は94.6%。早期発見できれば、治癒も見込めるがんです。

出典:がん種別統計情報 皮膚|国立研究開発法人 国立がん研究センター

皮膚がんの種類

代表的な皮膚がんの種類としては、「悪性黒色腫(メラノーマ)」「基底細胞がん」「有棘細胞がん」「乳房外パジェット病」などがあります。その他希少がんとして、「皮膚血管肉腫」「皮膚付属器がん(汗腺がん、脂腺がん)」「メルケル細胞がん」「隆起性皮膚繊維肉腫」なども皮膚がんの一種です。

ここでは、代表的な皮膚がんについて解説します。

悪性黒色腫(メラノーマ)

悪性黒色腫はメラノーマとも呼ばれるがんで、ほくろに似ていて区別がつきにくいことが特徴です。故に発見が遅れることも多いがんです。悪性度が高いことも特徴として挙げられます。

褐色や黒色のしみが大きくなっていくもので、「形が左右非対称」「輪郭があいまい」「大きさが6mm以上」などの場合は注意が必要です。かゆみや痛みが現れることはほとんどありません。

基底細胞がん

基底細胞がんは、表皮の最下層にある基底細胞や毛包の細胞から発生するがんです。転移の可能性は低いですが、再発率が高いがんといわれています。

小さな黒い点が皮膚に現れ、次第に集まって大きくなるケースが多く、進行してくると中央部が凹んで潰瘍になり、出血することもあります。

有棘細胞がん

有棘(ゆうきょく)細胞がんは、表皮にある有棘層という部分の細胞ががん化するものです。早期のうちは「ボーエン病」「日光角化症」と呼ばれます。

皮膚の色に変化はない、または紅色に変化し、皮膚の表面がかさついて硬くなる、盛り上がる、しこりができるなどの症状が特徴です。ただれや潰瘍ができたり、進行すると腫瘍から体液が染み出し、悪臭を伴ったりすることがあります。また、リンパ節や他臓器に転移する可能性もあります。

乳房外パジェット病

乳房外パジェット病は、アポクリン汗腺の細胞が変化して発生するがんの一種です。

アポクリン汗腺のがんは、乳房に発生した場合は「乳房パジェット病」と呼ばれ、乳がんに分類されます。外陰部や肛門周辺、わきの下などに発生した場合は「乳房外パジェット病」と呼ばれ、皮膚がんに分類されます。

赤い斑点、皮膚の一部が白くなるなど、湿疹の症状に似ており、かゆみを伴うこともあります。

関連ページ:
皮膚がんの見分け方について|ほくろとの違いや注意したい症状についても解説
皮膚がんの生存率はどのくらい?症状や検査方法についても解説

かゆみを伴う皮膚がんやその他前がん病変の症状

かゆみを伴う皮膚がんやその他前がん病変の症状

皮膚がんや皮膚がんになる前の前がん病変には、かゆみを伴う湿疹などと区別がつきにくい症状が出るものがあります。ここでは代表的なものの症状について解説します。

乳房外パジェット病の症状

乳房外パジェット病の代表的な症状は、湿疹や水虫・タムシなどに似ています。赤や赤褐色の斑点のようなものができ、広がっていくケースが多く、かゆみや違和感が生じることがあります。また、表面がただれてくる場合もあります。

市販の湿疹などの薬を使用しても2週間以上症状が治まらない場合は、注意が必要です。

日光角化症の特徴や症状

日光角化症は、有棘細胞がんの前がん病変(ごく早期の状態)と考えられています。

日光(紫外線)がよく当たる、顔・頭・腕などに1cm~数cmほどの皮疹が出ます。症状の特徴は、表面がカサカサしていること、淡い褐色から赤褐色のシミのような状態が現れることです。

農業・屋外でのスポーツ・アウトドア趣味など、日焼けしやすい人に発症しやすく、特に60歳以上の高齢者が多い傾向です。

ボーエン病の特徴や症状

ボーエン病も、有棘細胞がんの前がん病変と考えられています。

日光角化症とは異なり、胸や背中・腹など、通常は日光に当たらない箇所にできることが多いのが特徴です。湿疹と似ていて、淡紅色から褐色の皮疹・びらん・かさぶたのようなものが、徐々に大きくなります。かゆみは伴わないケースが多いです。

特に注意したい皮膚の変化

皮膚がんにおいて、特に注意したい症状の変化は、以下のとおりです。いずれも、症状が長期にわたっている場合や、市販の湿疹などの薬を使用しても2週間以上症状が治まらない場合は、皮膚科を受診したほうがよいでしょう。

  • ・ここ数ヵ月の間にほくろが大きくなった、盛り上がってきた、出血した
  • ・シミが大きく(6mm以上)広がってできた
  • ・左右非対称でフチがギザギザとしたほくろができた
  • ・爪に黒い線が入った
  • ・顔や手、お尻などにできた湿疹がステロイド軟膏を使っても、2週間以上治らない
  • ・昔やけどしたり怪我した部分に、湿疹のようなものができて治らない
  • ・陰部や肛門周辺などに、赤い斑点や皮膚の一部が白くなったような湿疹ができた
  • ・最近、頭をぶつけたところの、あざが治らない
  • ・以前リンパ節を郭清し、リンパ浮腫があった腕や足にあざのようなものができた

引用:皮膚がん|公益財団法人がん研究会 有明病院

皮膚がんの症状について詳しくお知りになりたい方は、こちらからお電話ください。

皮膚がんの原因

皮膚がんの原因

皮膚がんの原因と考えられているものは、皮膚がんの種類により異なります。

「基底細胞がん」は頭や顔に発生しやすいため、紫外線や放射線が影響していると考えられています。

「有棘細胞がん」や前がん病変の「日光角化症」も、紫外線が発生要因と考えられています。また、やけどの痕や化学物質の曝露、ヒトパピローマウイルスも関係しているといわれています。

「悪性黒色腫」は、手のひらや足の裏などにできやすく、長期間にわたる皮膚への刺激などが原因と考えられています。

「乳房外パジェット病」については、アポクリン汗腺の細胞ががん化するもの、ということはわかっていますが、その誘因までは明らかになっていません。

皮膚がんの早期発見のポイント

皮膚がんの早期発見のポイント

先述したように、皮膚がん全体の5年生存率は94.6%とされており、早期発見できれば治癒する可能性もあるがんです。

ただ、ほくろやシミなどとの見分けがつきにくいもの、湿疹と似ている症状、発生部位によっては診察を躊躇してしまうなど、診察時にはすでに進行しているケースも多くみられます。進行すれば、リンパ節や他臓器などへの転移の可能性も出てくるため、手術での切除範囲も大きくなり、予後不良や身体への負担が大きくなることもあります。

皮膚科で検査を行った後、皮膚腫瘍の専門家である「皮膚悪性腫瘍指導専門医」がいる病院を紹介してもらうのが良いでしょう。本記事で述べた皮膚がんの特徴や注意したい症状を踏まえ、気になることがあれば早期に受診することを推奨します。

皮膚に気になる症状がある方は、お気軽にこちらからご相談ください。

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