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胃がんの初期はどのような状態?症状やステージについて解説

胃やみぞおちのあたりに痛みや違和感があると、胃がんを心配される方も多いのではないでしょうか。胃がんの初期は自覚症状がないことが多いものですが、もちろん症状が出る場合もあります。本記事では、胃がんの初期症状や初期の状態、リスク因子などについて解説しますので、胃がんの兆候を見逃さないよう、参考にしてみてください。

目次

胃がんの初期症状や代表的な症状

胃がんの初期症状や代表的な症状

胃がんの初期は、自覚できる症状が出ないことが多いです。進行しても症状が出ないケースもあります(スキルス胃がんも同様です)。

また、症状がある場合も、胃がん特有の症状というより胃炎や胃潰瘍と同様の症状が出ることも多いため、医療機関の受診が遅れたり見逃したりしてしまいがちです。

ここでは、胃がんの初期に出る可能性のある症状や、進行してきた場合の代表的な症状などについて解説します。

胃の痛み・不快感・違和感

胃の痛みや不快感などは、胃がんの代表的な症状のひとつです。おなかの上のほうやみぞおちのあたりがシクシクしたり、キリキリしたりといった症状が出ます。また、おなかの張りやげっぷなど、不快感や違和感として症状が出ることもあります。

吐き気・胸やけ

胃炎など、胃に異常があると吐き気や胸やけが起こることがあり、これは胃がんの症状としても挙げられます。胃にがんができることにより、食べ物の通過が悪くなり、胃酸が逆流して吐き気や胸やけの症状が起こる、というメカニズムです。胃もたれなどが起こることもあります。

食欲不振・体重減少

先述した胃の痛みや不快感、胸やけなどが食欲不振を誘発する可能性も考えられます。食欲不振は、当然体重減少にもつながります。

がんが進行している場合、がんそのものが栄養を吸い取ってしまうことが体重減少の要因にもなります。また、がんが胃や食道を圧迫して、食べ物の飲み込みづらさを感じることもあるでしょう。飲み込みづらさは、胃がんのほか、食道がん・咽頭がん・喉頭がんなどでも起こることがある症状です。

貧血・黒色便

がんからの出血により、貧血になってめまいやふらつきが起こることがあります。また、出血した血液が古くなり、胃酸と触れると黒くなるため、便が黒くなることもあります。ただし黒色便は、貧血治療のための鉄剤を服用している場合にも該当する症状です。

上記に挙げたいずれの症状も、胃炎や胃潰瘍などでも起こる症状です。そのため、胃炎や胃潰瘍の内視鏡検査で胃がんが見つかるケースも多くなっています。

胃がんの初期の状態とステージ

胃がんの初期の状態とステージ

胃がんのステージは、I期~IV期で分類され、I期が初期にあたるといえます(数字が進むにつれ、進行した状態を示します)。

ステージは、がんの深達度(Tカテゴリー)、領域リンパ節への転移の有無(Nカテゴリー)、遠隔転移の有無(Mカテゴリー)の組み合わせであるTNM分類が用いられます。以下に詳細を解説します。

胃がんの深達度

胃がんの深達度とは、がんがどの程度深く浸潤しているかを示す指標です。Tカテゴリーの分類は下記のとおりです。T1a、T1bが早期がん、T2以降は進行がんとされています。

T1 がんが粘膜、粘膜下層にとどまっている
T1a がんが粘膜層にとどまっている
T1b がんが粘膜下層にとどまっている
T2 がんが固有筋層に入り込んでいる、あるいは浸潤している
T3 がんが固有筋層を越えて漿膜下層に浸潤している
T4a がんが漿膜を越えて胃の表面に出ている
T4b がんが胃の表面に出た上に、他の臓器にも広がっている

胃がんのステージ(臨床分類)

胃がんの臨床分類は、治療方針の決定の指標となります。深達度と、領域リンパ節への転移有無、遠隔転移有無を組み合わせて決められます。

遠隔転移 なし(M0) あり(M1)

領域リンパ節
転移

深達度

なし(N0) あり(N+) 有無に関わらず
T1a/T1b、T2 I II A IV B
T3、T4a II B III
T4b IV A

胃がんのステージ(病理分類)

胃がんの病理分類は、切除した病変を病理診断した指標です。手術後の治療方針を判断するときなどに用いられます。

遠隔転移 なし
(M0)
あり
(M1)

領域リンパ節転移
の個数

深達度

なし
(N0)
1~2個
(N1)
3~6個
(N2)
7~15個
(N3a)
16個以上
(N3b)
有無に関わらず
T1a、T1b IA IB IIA IIB IIIB IV
T2 IB IIA IIB IIIA IIIB
T3 IIA IIB IIIA IIIB IIIC
T4a IIB IIIA IIIA IIIB IIIC
T4b IIIA IIIB IIIB IIIC IIIC

出典:胃がん|国立がん研究センター がん情報サービス

胃がんの初期の状態

紹介した図が示すとおり、おおむねステージIが胃がんの初期(早期)の状態といえます。がんの深達度としては、がんが粘膜、粘膜下層にとどまっていて、領域リンパ節や遠隔臓器への転移がない状態を指します。ステージII以降になると、進行胃がんとされます。

気になる症状がある方は、お気軽にこちらからご相談ください。

胃がんになりやすい人の特徴や、原因・リスク因子

胃がんになりやすい人の特徴や、原因・リスク因子

胃がんの原因として明らかになっているのは、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)への感染と、喫煙です。そのほかのリスク因子についても解説します。

ピロリ菌の感染

ピロリ菌は、胃の粘膜に感染し、胃炎を引き起こす細菌です。胃がんの約90%はピロリ菌が原因であるという報告もあります。

ピロリ菌への感染は、慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍などさまざまな病気の原因となります。なかでも、慢性胃炎から慢性萎縮性胃炎となり、胃がんに発展するケースが多いとされています。

ピロリ菌陽性者は、陰性者と比べて5倍ほど罹患リスクが高まるという研究結果も明らかになっています。

喫煙や高塩分の食習慣

喫煙や高塩分の食事も、胃がんの罹患リスクが上がることが指摘されています。胃の中の塩分濃度が高まることにより、胃の粘膜にダメージを与え、胃炎などの発生とともに発がん性物質の影響を受けやすくなることが要因と考えられています。

胃がんの予防

胃がんの予防

胃がんの予防法としては、前項のリスク因子に挙げたピロリ菌の除菌や、食生活の改善などがあります。

ピロリ菌の除菌は、非除菌者と比べて胃がんの罹患リスクが低下することが明らかになっています。また、「ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎」に罹っている場合、保険適用で除菌ができます。

生活習慣の面では、禁煙、高塩分食品を控える、などが有効といえます。

その他、がん全般の予防として、節度のある飲酒、バランスの良い食事、身体活動、適正な体形の維持、感染予防が有効とされています。

胃がんについて詳しくお知りになりたい方は、こちらからお電話ください。

胃がんの早期発見の重要性とポイント

胃がんの早期発見の重要性とポイント

胃がんのステージIのネット・サバイバル(生存率)は、92.8%とされています。対して、ステージIVのネット・サバイバルは6.3%と、早期発見できれば生存率は高いといえるでしょう。

早期発見のポイントとしては、定期的に胃がん検診を受けることです。胃がん検診は国が推奨しているがん検診のひとつで、50歳以上を対象に、多くの自治体で無償または一部自己負担で受けられます。

その他、保険適用外ではありますが、がんの予防や超早期発見を目的とした遺伝子検査もあります。

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