GENE CLINIC GROUP 命と未来をつなぐ医療がある

GENE CLINIC GROUP 命と未来をつなぐ医療がある

お電話 お電話
メニュー メニュー

咽頭がんの初期症状とは?部位別の症状や検査、発生原因などについて解説

咽頭がんは、発生場所により「上咽頭がん」「中咽頭がん」「下咽頭がん」に分けられ、いずれも頭頸部がんに分類されます。

本記事では、部位別の初期症状や特徴的な症状、検査方法、発生原因などについて解説します。

目次

咽頭がんとは

咽頭がんとは

咽頭がんは大きく「上咽頭がん」「中咽頭がん」「下咽頭がん」に分けられ、発生部位により名称が異なります。いずれも頭頸部がんに分類されます。

咽頭がん全般の特徴として、咽頭のまわりにはリンパ節が多いため、とくに頸部リンパ節に転移しやすいということが挙げられます。また、咽頭がんのなかにはウイルスとの関連が指摘されているものもあります。

5年相対生存率は上咽頭がん全体で65.9%、中咽頭がん全体で57.6%、下咽頭がん全体で56.0%とされています。

出典:生存率共同調査|全国がんセンター協議会

上咽頭がん

上咽頭は鼻腔の奥の部位を指します。頭蓋骨底部のすぐ下に位置し、左右は耳とつながっています。上咽頭がんのほとんどが粘膜から発生する扁平上皮がんで、低分化や未分化に分類される悪性度が高いものが多いことが特徴です。

2019年の国内罹患数は約700人。うち約70%が男性です。

中咽頭がん

中咽頭は口の上部である軟口蓋、口の奥の壁、口蓋扁桃、舌の付け根あたりを指します。中咽頭がんも、ほとんどが扁平上皮がんです。ヒトパピローマウイルス(HPV)感染に関連した中咽頭がんは、比較的予後が良いとされています。

2019年の国内罹患数は約2,000人。うち約80%が男性です。

下咽頭がん

下咽頭は、咽頭の最も下の部分です。食道と中咽頭・気管につながる喉頭に隣接している場所を指します。下咽頭がんもほとんどが扁平上皮がんとされています。

2019年の国内罹患数は約2,000人。うち約90%が男性です。

出典:全国がん登録 全国がん罹患データ(2016年~2019年)|がん情報サービス

咽頭がんの初期症状や特徴的な症状

咽頭がんの初期症状や特徴的な症状

ここでは、咽頭がんの初期症状・特徴的な症状を、上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんに分けて解説します。いずれも初期のうちは症状がみられないことも多いです。

上咽頭がんの初期症状や特徴的な症状

上咽頭がんは、発見時に頸部リンパ節に転移しているケースが多いです。この場合、首にしこりがみられます。その他、鼻づまり、鼻血、血が混じった鼻水、耳が詰まる、聞こえにくいなどの症状があり、がんが頭蓋内に浸潤すると、目が見えにくい、物が二重に見える、頭痛などの症状が出ることがあります。

中咽頭がんの初期症状や特徴的な症状

中咽頭がんは、飲み込みの際の違和感、咽頭痛が続く、のどからの出血や血痰、口を開けにくい、舌を動かしにくい、耳の痛み、片側の扁桃腺の腫れ、のどや口の奥・首のしこり、声の変化などの症状が出ます。胃部内視鏡検査の際に偶然発見されるケースもあります。

下咽頭がんの初期症状や特徴的な症状

下咽頭がんも、中咽頭がんと概ね同様の症状が出ます。中咽頭がんとの違いは、飲み込みの際に異物感や痛みが出ることがある点です。がんが進行してくると、耳への放散痛や声がれ、呼吸困難などが現れることもあります。

当てはまる症状がある方は、お気軽にこちらからご相談ください。

咽頭がんの検査

咽頭がんの検査

咽頭がんの確定診断や病期診断のために用いる検査について解説します。それぞれのがん特有の検査方法も紹介しますので、参考にしてみてください。

触診

咽頭がんの検査でまず用いられるのが触診です。咽頭がんは頸部リンパ節に転移しやすいため、医師が首のまわりを丁寧に触って転移がないか確認します。とくに中咽頭がんでは、口から指を入れて届く範囲にがんができるため、がんがあると疑われる箇所を直接触れて、がんの大きさや広がり、硬さなどを調べます。

また、小さな鏡がついている器具を口から入れ、鼻やのどの奥を確認する喉頭鏡検査・間接喉頭鏡検査を併用する場合もあります。

内視鏡検査

内視鏡検査は、鼻や口から内視鏡を入れ、鼻や咽頭を確認する検査です。

上咽頭がんでは鼻や耳に症状が現れることがあるため、耳鏡を用いる場合もあります。

中咽頭がんでは、食道にもがんができるケースがあるため、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)も行う場合があります。

下咽頭がんでは、咽頭の確認とともに声帯の動きも確認します。中咽頭がんと同様、上部消化管内視鏡検査も行う場合があります。

生検

生検は、がんの確定診断のために用いられる検査です。内視鏡検査の際に、がんが疑われている箇所の組織を一部採取し、顕微鏡で調べます。

中咽頭がんの場合、採取した組織を免疫染色という方法で調べ、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染していないかどうかも確認します。

画像検査

がんが見つかった場合、周囲へのがんの広がりや深さ、転移の有無などを調べるために、画像検査を行います。主要な画像検査は、CT検査、MRI検査、超音波(エコー)検査、PET-CT検査などがあります。

咽頭がんの原因

咽頭がんの原因

上咽頭がんは、EBウイルス(エプスタイン・バール・ウイルス)が関連するもの、喫煙や過度の飲酒が関連するものがあります。(※EBウイルスはヘルペスウイルスのひとつ。)

中咽頭がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染や飲酒・喫煙が原因とされています。(※ヒトパピローマウイルスは皮膚や粘膜を介し、接触で感染するウイルス。一部高リスク型のウイルスががんの発生に関わる。)

下咽頭がんは、喫煙と飲酒が主な発生要因とされています。

頭頸部がんの多くが喫煙・飲酒に関わるとされていることから、日本頭頸部学会は「禁煙・節酒宣言」という啓蒙活動を行っています。

出典:禁煙・節酒宣言|一般社団法人 日本頭頸部癌学会

咽頭がんの早期発見のために

咽頭がんの早期発見のために

咽頭がん全体の5年相対生存率は、ステージ1で約76%~87%、ステージ4では約39%~50%とされています。咽頭がんに限ったことではありませんが、早期発見が重要です。

咽頭がんは厚生労働省の指針で定められた検診がないため、先述した症状が続くような場合は早めに医療機関を受診することを推奨します。また、保険適用外ではありますが、がんの超早期発見や、がんにかかりやすいかどうかを調べる遺伝子検査もあります。

出典:生存率共同調査|全国がんセンター協議会

関連ページ:遺伝子検査|GENEクリニック

気になる症状がある方や検査についてお知りになりたい方は、こちらからお電話ください。

\ 遺伝子治療でガンに挑む /
詳しくはコチラ

6つのメリット

標準治療と異なるアプローチで
がん細胞の減少を促します。
さらに今の治療を妨げません。

  1. merit01

    痛み・副作用が少ない

    がん治療は「つらい」「痛い」と思われがちですが、がん抑制治療は副作用が少ないため、高齢者の方や、がんが進行した方でも治療が可能です。

  2. merit02

    再発・転移がんにも有効的

    点滴投与により全身に作用します。
    体に潜む再発・転移がん、予防にも有効的。
    実際治療実績の7割以上の方が、転移がんにお困りの患者様です。

  3. merit03

    治療と仕事の両立

    主に「点滴治療」「局所注射」によって行われております。
    いずれも通院による治療のため、長期入院する必要がありません。仕事を続けたまま、生活環境を変えずに治療を続けていくことが可能です。

  4. merit04

    末期がん、どのステージのがんでも

    がんの大きさ、ステージ問わず治療を受けることができます。
    標準治療を受けることができず、緩和ケアを勧められていても、また、緩和ケア中であっても、まだ諦めないで下さい。

  5. merit05

    標準治療との相性がいい

    がん抑制治療と三大標準治療と併用することで様々な相乗効果が見込めます。
    抗がん剤の効かない薬剤耐性を持ったがん細胞への攻撃、放射線治療の補助、手術の取り残しやマイクロ転移にも高い効果が見込めます。

  6. merit06

    目に見えないレベルの
    小さながんにも効果が期待できる

    がん抑制遺伝子を用いたがん抑制治療はマイクロ転移や微細ながん細胞からの再発予防やがん発生予防にも効果が期待できます。

がん抑制治療は

可能性の広がる先端医療です。

\ 遺伝子治療でガンに挑む /
詳しくはコチラ