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6種複合免疫療法

患者様自身の免疫細胞の力でがんを攻撃する免疫細胞療法

「外科手術」「化学療法」「放射線治療」は、がん治療の標準的な方法ですが、これらの治療は、がん細胞だけでなく、正常な細胞も傷つけてしまうため、様々な副作用を引き起こし、体への負担が大きいという点が課題でした。特に、体力低下は、治療の継続を困難にする大きな要因の一つです。

一方、がん免疫療法は、患者さん自身の免疫力を高め、がん細胞を攻撃するという、全く新しいアプローチの治療法です。薬を使用せず、体内に元々備わっている免疫システムを活性化させることで、がん細胞を攻撃します。

そのため、副作用が少なく、体力的な負担も少ないという特徴があり、治療を中断せざるを得ない患者さんにとっても、新たな選択肢となる可能性を秘めています。また、採血と点滴のみの治療で済むため、入院の必要がなく、日常生活を送りながら治療を受けられる点も大きなメリットです。

6種複合免疫療法とは

当院では免疫療法の1つ“6種複合免疫療法”を取り扱っています。
特長は特許技術により6種類の免疫細胞を同時に増殖・活性化させる療法で、それぞれ異なる作用の免疫細胞同士がチームプレーで働くためより高い効果が期待できます。
2023年に発表された論文では、1種類の免疫細胞よりも6種類の免疫細胞の方がより多くのがん細胞を破壊したことが実験で判明しています。

掲載情報:Scientific Reports. 2023 Apr 26;13(1):6803. doi: 10.1038/s41598-023-33987-2.
論文タイトル:Expansion of mixed immune cells using CD3/CD161 co stimulation for the treatment of cancer

治療対象のがん種

6種複合免疫療法では免疫細胞にがんを攻撃するための情報(ペプチド)を与えることで、一部の血液がんを除くほぼすべてのがん種を攻撃する事が可能です。
胃がんや膵臓がん、肺がんや乳がんといった発症例の多いがん種はもちろん、骨肉腫や脳腫瘍など治療が難しいとされる症状の他、耳下腺がんなど希少がんに分類されるがん種でも治療実績があります。

治療対象のがん種

治療の進行抑制率

1クール6回の治療を受けたがん患者様の腫瘍の大きさを担当した医師が判定し、進行抑制率は約79%(380名中300名)という結果になりました。

治療の進行抑制率

治療一覧

「がん光免疫療法」の他にも以下の治療法を提供しています。