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スキルス胃がんに前兆はある?初期症状や原因についても解説

進行が速いといわれているスキルス胃がん。スキルス胃がんには前兆はあるのでしょうか。

本記事では、スキルス胃がんの初期症状や原因などについて解説します。記事末では予防や検診についても解説していますので、参考にしてみてください。

目次

スキルス胃がんとは

スキルス胃がんとは

胃がんは胃の粘膜にできるがんです。そのなかでも、胃壁を硬く厚くさせて広がっていくタイプの胃がんを「スキルス胃がん」と呼びます。「スキルス」はギリシャ語の「skirrhos(硬い腫瘍)」が由来です。

スキルス胃がんの場合、「未分化型」(または「低分化型」)といって、胃壁にがんが散らばっていくタイプであることが多いとされています。一般的に未分化型のがんは進行が速いといわれ、スキルス胃がん=進行が速いと考えられる要因のひとつです。

また、通常の胃がんとの違いとして、胃壁の表面にわかりやすい病変が作られないことも多く、内視鏡検査で見つかりにくいことが挙げられます。よって、スキルス胃がんが見つかったときには、転移が見られることも多く、手術による治療が難しい場合があるのです。

なお、スキルス胃がんは胃がん全体の5~10%ほどとされています。男性に比べ、女性の胃がんのなかでスキルス胃がんが占める割合が多いことも特徴です。また、通常の胃がんよりも、発症年齢が比較的若いことも明らかになっています。

スキルス胃がんの前兆は?

スキルス胃がんの前兆は?

スキルス胃がんには、はっきりと「前兆」といえるものはありません。参考に、初期症状や代表的な症状について解説します。

スキルス胃がんの初期症状やその他代表的な症状

胃がんにも共通しますが、スキルス胃がんは初期症状に乏しいとされています。症状が出たとしても、胃の痛み・むかつきや食欲低下などで、これらは日常の体調不良や胃炎、胃潰瘍などでも起こる症状です。

そのほかの症状で代表的なものは、吐き気・嘔吐、下痢、吐血、下血、タール便(黒い便)、腹水などがあります。特にスキルス胃がんでは、がんが腹膜内に散らばる「腹膜播種(ふくまくはしゅ)」を原因とする腹水が見られることが多いです。

スキルス胃がんを含む進行胃がんの場合、食事のつかえや体重減少がみられることもあります。

スキルス胃がんの症状について詳しくお知りになりたい方は、こちらからお電話ください。

スキルス胃がんの原因

スキルス胃がんの原因

スキルス胃がんの原因は、現在ははっきりと解明されていません。しかし、国立がん研究センター等の研究グループでは、スキルス胃がん患者の細胞を採取して全ゲノム解析を行い、スキルス胃がんの発症には染色体の構造異常が関係していることを突き止めるなど、研究が進められています。

ここでは、一般的な胃がんの原因とされるものについて解説します。

胃がんの原因① ピロリ菌

胃がんの原因は、主にピロリ菌(ヘリコバクターピロリ)の感染と考えられています。胃がん罹患者のピロリ菌感染率は90%以上。隠れ陽性者も含めたピロリ菌感染者の胃がん発生リスクは、非感染者の10倍ほどとされています。

ピロリ菌は萎縮性胃炎を起こす原因となり、萎縮性胃炎から胃がんが発生しやすいと考えられています。

ピロリ菌の感染経路ははっきりと解明されていませんが、免疫力が低い幼児期の生水の摂取や、口を介した感染が関係しているといわれています。上下水道の整備が進んだ現代では、ピロリ菌感染者は減少傾向にあります。

胃がんの原因② 生活習慣・食習慣

ピロリ菌以外のリスク因子としては、喫煙、塩分の摂りすぎ、多量の飲酒などの生活習慣や食習慣が関わっていると考えられています。

特に塩分の摂りすぎについては、胃がん発生のリスクを高めることが明らかになっています。胃の中の塩分濃度が高まることにより胃の粘膜がダメージを受け、胃炎が発生しやすくなることから、胃がんリスクも高くなると考えられています。

スキルス胃がんの検査と確定診断

スキルス胃がんの検査と確定診断

ここでは、スキルス胃がんの発見や確定診断に用いる検査について解説します。

内視鏡検査

内視鏡検査は、内視鏡を口から挿入し、胃の内部を直接診る検査です。病変が見つかった場合はそのまま組織を採取し、病理診断をするための生検を行う場合もあります。

スキルス胃がんでは、胃壁が硬くなったり、胃粘膜のひだが厚くなったりといった所見を調べることができます。

X線検査(バリウム検査)

X線検査(バリウム検査)では、バリウム(造影剤)を飲んでから胃を膨らませ、X線検査を行います。胃の形や凹凸の病変などを捉えやすいため、スキルス胃がんの特徴である胃収縮も見つけやすい検査です。

CT・MRI検査

CT検査はX線を、MRI検査は磁気を使って身体の断面を撮影する検査。リンパ節への転移や遠隔転移、胃の周囲の臓器への浸潤などを調べます。胃壁の厚みや腹水などを捉えやすい検査です。

遺伝子検査

そのほか、保険適用外ですが、遺伝子検査というものもあります。遺伝子検査は血液を採取して行います。がんの超早期発見、再発防止、予防などを目的としている検査です。

また、がんにかかりやすいかどうかや、効果的な薬剤などを検査結果から読み取ることができます。

スキルス胃がんの早期発見を目指すために

スキルス胃がんの早期発見を目指すために

ここでは、スキルス胃がんの予防や、早期発見を目指すために有効な検診について解説します。

スキルス胃がんの予防

スキルス胃がんの予防法は確立されていませんが、胃がんの予防としてはピロリ菌の除菌が有効とされています。ピロリ菌の除菌については、1週間ほどの投薬で8割ほどの患者の除菌が成功するといわれています。

なお、ピロリ菌感染の検査・除菌の健康保険適用要件は、以下のいずれかに該当し、ピロリ菌感染が疑われる場合です。

  1. 内視鏡検査又は造影検査において胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者
  2. 胃MALTリンパ腫の患者
  3. 特発性血小板減少性紫斑病の患者
  4. 早期胃癌に対する内視鏡的治療後の患者
  5. 内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされた患者

引用元:「ヘリコバクター・ピロリ感染の診断及び治療に関する取扱いについて」の一部改正について|厚生労働省

その他の予防法としては、リスク因子と考えられているものを避ける方法があります。禁煙、減塩、節酒などが有効となるでしょう。がん全般の科学的根拠に基づく予防としても、「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正体重の維持」が挙げられています。

また、保険診療外ですが、先述したように、胃がんにかかりやすいかどうかを調べる遺伝子検査もあります。遺伝子検査では、がんの原因となる遺伝子を検査し、がんの超早期発見や予防などに役立てます。

関連ページ:遺伝子検査|GENEクリニック

胃がん検診

胃がん自体は、進行がんでも治癒率は約50%とされますが、ステージIでの5年生存率は約96%と、極めて高い数値といえます。早期発見のためには、胃がん検診が有効とされています。

胃がん検診は、国が科学的根拠をもとに推奨している5つのがん検診のうちのひとつ。50歳以上が対象で、X線検査や内視鏡検査を行います。ほとんどの市区町村で、無償もしくは一部の自己負担で受けることができます。

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